疲れている時には、いざ本を開いても文字が頭に入るだけの状態になる。これが働いていると本を読めなくなる現象...。
しかし、そんな時にこそ読みたい本や漫画がある!
これから紹介する超個人的ラインナップは、心底疲れた時に読んで、温泉のように染み渡ったものたちです。
本
・それでも日々はつづくから
燃え殻さんの文章って、諦念と疲れが独特に滲み出ているなあと思う。燃え殻さんにしか出せない空気がそこにある。そして、そんな文章で書かれたエッセイが、疲れた身体にしみわたる。一貫性が無いことをしても、思わずダサいことをしちゃっても、"そんなことあるよな、わかるわかる"と寄り添ってくれる本だと思っている。小難しい本や小説はキツイな...という頭が疲れた時に、リハビリのように読んでいた。
・おつかれ、今日の私。
文章の字体も柔らかで、行間もゆるーく空いていて、読んで疲れさせない工夫を感じる。ジェーン・スーさんのこれまでのエッセイ、研ぎ澄まされた言葉が書かれてキレッキレだなあという印象だったけど、本作は技巧的な例えは使われておらず、読んだ人を労いたい、という意思をひしひしと感じた。なので、読んだ後はすっかり労られた気分になれる。お風呂に浸かった後のような。
・結婚とわたし
山内さんのエッセイは、『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』がダントツに好きなんだけど、本作もめちゃくちゃ面白くて好き...。買い物とわたし〜よりもユーモアがたっぷりに盛り込まれていて小ネタが多く、読んでいるうちにンフフフフと笑ってしまう。軽やかで爽やかで程よく力が抜けており、構えることなく読み進めることができる。なので、いつの間にか読み切っていた。
ちなみにこの表紙、めっちゃ可愛いなあと思っていたらオマージュになっていて、その元になった表紙もとても可愛い。
・スマホ脳
なんだか小難しそうなことが書かれていそうな匂いがぷんぷんするけれど、疲れた頭でも読むことができた。今日も帰ってからスマホを開くことしか出来なかったわ...と罪悪感に苛まれるけど、この本は、人間の脳のつくりからスマホポチポチは仕方ないんだよ、ということを淡々と説明してくれる。単純な私は、スマホばかりいじる私が悪いわけじゃないんだ〜!人間の脳がスマホに追いついてないから仕方ないね〜!と思えて心が軽くなった。そしてその説明もわかりやすい。流石の新書。
漫画
・おひとりさまホテル
疲れた時こそちょっといいホテルに泊まりたい...。しかし、"ちょっといいホテル"に泊まるのは平気で2万円はかかってくるし、予約するにしても予約サイトから名前や住所を入れて...と入力するのが面倒くさい。しかし、この漫画を読むとちょっといいホテルに泊まりたい欲を満たしてくれる。ホテルへの解像度がとてつもなく高いし、自分で泊まっても気づかなかっただろうホテルのこだわりポイントも知られて、面白い。
・いつかティファニーで朝食を
マキヒロチさん好きすぎ問題。タイトルのとおり、都内中心に色々な飲食店の朝食を食べているのが、美味しそうで最高。疲れていても、休みの日に頑張ってモーニングに行くか、という気持ちにさせてくれる。主人公がアパレル会社勤務の都内在住アラサー女性だからか、着ている服装や訪れるお店が全部オシャレ。見ていてワクワクする。同僚たちと徹夜で仕事をして、徹夜明けに皆んなで朝ごはんに行く、というルートが社会人の青春っぽくて好きです。
・しあわせは食べて寝て待て
自分の体調を考えて、旬の食材を使い、自分のために調理をして美味しく食べる、という主人公の行動を見ていると、ついついサボりがちな自分へのケアを、そういえばしていないな、やらなきゃな〜と思い出させてくれる。バリバリと忙しく働いている時にこそ読みたい。登場人物たちが、皆んな地に足ついた暮らしをしているのを見るとホッとする。自分の手に届かない輝かしい姿って、疲れた時に見られないので。
・ガラスの仮面17巻
急に特定の巻を指定するけど、ガラスの仮面は壮大なストーリーなので仕方ないということで...。ガラスの仮面は何回読み返したか分からないくらい読んでいるので、何巻から読んでも面白く読めるけど、17巻は特に好き!主人公の北島マヤが演劇界から追放される辛い局面だけど、ライバルの姫川亜弓がマヤを陥れた乙部のりえを実力でねじ伏せるシーン。演劇界から見放されているマヤに対して、亜弓が"まってるわよ"というたった一言で鼓舞するシーン。姫川亜弓、最高すぎないか。亜弓さんが大好きなので、疲れた時にはこの亜弓さんの気高さに触れたくなるんです。
それでもダメな時は...
活字を読むのも面倒!漫画を理解するのもしんどい!という時は映像作品に限りますね。始めに再生ボタンを押すだけで、あとはボーッと見ていられる。ドラマの何食べは何回見たかわからないくらい見ている。疲れた時は、人が美味しそうなものを丁寧に料理している姿に凄く癒されませんか。何食べは嫌な人が全然でてこないし、しんどいな...と思う劇的な展開も無い。安心して見られる。
そして何より30分で終わる!本当に良い。30分ドラマだと見るハードルが下がるので、ドラマを見るのが苦手な私でも気兼ねなく再生できる。
以上!
こうしてまとめると、全部私の好きなタイプの作品だらけだな。疲れていると、自分が確実に好きな作品じゃないと見たくないのかもしれない。








